小林市のすき酒造に行ってみることに
宮崎市内から1時間程度でいける須木、手軽なドライブコースとして最適です。お目当てのすき酒造さんは、1910年創業の老舗焼酎蔵。
熊本との県境の須木は平家の落人伝説がある山深い地域で、小林市内からの道が整備される前は、外部との関わりも少ない辺境の地だったそうです。
そんな須木エリアで昔から愛されてきたすき酒造。前からこちらの蔵で作られている「山猪」のファンで、是非一度訪れてみたいと思っていました。
日帰りでも十分なのですが、折角なので小林在住の知人を訪ねて、久しぶりの外飲みを楽しむ事にします。
フレンチと焼酎のマリアージュって面白い
夕方、小林に到着し飲みに出ることに。連れて行かれたのは「ビストロ ヒナタ」というカジュアルなレストラン。小林まで来て「何故洋食?!」と思ったが、直ぐに合点がいきました。こちら、“すき酒造愛”が溢れまくったビストロさんでした。折角なので、明日の蔵見学に備えてしっかりと予習しておきます。しかも、洋食と焼酎のコラボレーションって週末の晩酌テーマでも面白い!良い手土産が出来ちゃいました。
先ずはスッキリと、焼酎モヒートから。蔵元秘蔵の10年古酒を使った「すき酒造」のいもDEリカー37度。生ハムなどのシャルキュトリーやチーズといった前菜にもピッタリです。こちらでは小林のダイワファームのチーズも楽しめます。
ウチの晩酌では、最近購入した低温調理器で作ったチキンハムに合わせてみようかなぁ〜などと考えつつ、試飲を繰り返していたら、つい飲み過ぎてしまいました。
放ったらかしで出来ちゃう極上チキンハム
キンハムは洋食では定番の前菜メニュー、ホテルでも昔からよく使っていました。最近ではサラダチキンとして大ヒットしましたね。一度に仕込めて手間もかからないし、何より万人受けするのがありがたい一品です。
手順は簡単、マリネ塩を作ったら浸透圧でゆっくり二晩、味を染み込ませます。水に浸して塩抜きをしたら、フリーザーバックに入れて低温調理器で加熱すれば、しっとりとしたチキンハムが出来上がりです。味が淡白なチキンハムは、ソースのアレンジで色々楽しめます。和洋中、何にでも使えて便利。多めに仕込んでおきましょう。
今宵も宮崎は焼酎日和。久しぶりの遠征、外呑みを旧友と心ゆくまで楽しみながら、週末の晩酌メニューの構想に取り掛かかるとします。
チキンハムの作り方
材料
- 鶏むね肉 2枚
- ローリエ 2枚
- ローズマリー 1g
- オリーブオイル 大さじ2
【マリネ塩】
- 塩 大さじ2
- 上白糖 大さじ2
- はちみつ 小さじ2
- マリネ塩を作ります。
- 鶏むね肉にマリネ塩をすり込み約二日間マリネします。
- 2時間ほど水にさらして余計な塩分を抜きます。
- 鶏むね肉の水気をしっかりと拭きとり、オリーブオイル、ローズマリー、ローリエと一緒にフリーザーバックに入れます。(写真は真空パックしています。)
- 低温調理器で61度にセットして3時間40分ゆっくりと火を通す。
- 冷めたら繊維に対して直角になるよう、ハム状にカットします。